2014年5月4日日曜日

パスポートDCとか

この土日は、Passport DCというイベントがワシントン市内でありました。ご承知の通り、ワシントン市内には世界各国の大使館があります。その多くの大使館が、大使館の一部を開放したり、色々なイベントを行ったりするイベントです。
我が方は、旧公邸とその前庭を解放し、旧公邸内では日本の企業の展示や日本文化の紹介をし、前庭では出し物や出店がありました。



東京で紹介してもらった友人経由でこの出店をアレンジしている人のお手伝いに参加していました。
幸いにして好天に恵まれ、ものすごい人でした。今年も5~6千人ぐらいの人が来ていたようです。
出店では、焼き鳥(というかチキンバーベキュー、焼きトウモロコシ、餅アイス(雪見だいふくみたいなの)、ペットボトルのお茶を出すという大盤振る舞い。もちろんすべて無料。他の大使館が有料もしくはショボいものを出す中、我が方はかなりハイクオリティなものがすべて無料ということもあり、大行列でした。僕が帰る2時頃もかなりの行列ができていて、たぶん2軒隣の韓国大使館の前も余裕で超えていたんじゃないでしょうか。韓国大使館は他行して何をするかなーと思っていたら、特に何もやらないようです。時期が時期ですしね。

このイベント、日本大使館が自分のアカウントですべてやっているかと思いきや、基本的には現地企業からの提供やボランティアで賄われているとのこと。それを聞いてうーんと思ってしまいました。

外務省かお金を持って機会を積極的に使ったらいいのになーと思いました。
公邸内に展示している日本企業からしたら、こういう人が多く訪れる機会に自社の製品を展示してPRすることはある意味広告宣伝の領域なので 、協賛費を出してもいいぐらいです。
ところが、出店は一部企業(伊藤園さん)からの提供があるとはいえ、地元の企業とボランティアで賄われています。聞いたところによると、彼らにとってはそこまでのPRメリットはないようです。持ち出しも少なくないと聞きました。となると、彼らが「もうこれ以上はやらない・できない」と言ってしまうと、これだけの集客は見込めなくなります。展示物の順路が、入り口→公邸→出店となっていることからも、お客さんの目当てが出店であることは間違いないでしょう。

なぜボランティアに頼っているかは色々な理由があるのでしょうが、もっと有効にお金を使って、日本を積極的にPRし、ファンを増やしていくことはかけたお金以上の効果があるのではないかと思った週末でした。

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