今日はいよいよモロッコへ入国です。
※※1/6写真追加しました。※※
※※1/6写真追加しました。※※
①アルヘシラス→タンジェMED
②アルヘシラス→セウタ→国境越え
③タリファ→タンジェ
最もメジャーで、故に容易なのが①です。ただ、この場合だとタンジェMEDからほかの街への移動が少しだけ面倒です。というのも、タンジェMEDは新しい港で、港しかありません。ほかの街へ移動するには一旦タンジェへ出ないといけないのです。ところが、タンジェMEDからタンジェへの移動方法がどうも頻繁に変わるようで、僕が調べていた中ではMEDからタンジェへの無料バスがあり、それを利用できない場合には有料バスもしくはタクシーを利用するというのが通例だったようです。ところが、僕が下船すると、確かに無料バスはあったのですが、なぜか一度新しくできた空港の建物を通過し、その際に荷物検査をさせられました。荷物検査は超適当なエックス線検査だけです。それが終わると建物の外に出られます。
話を戻してグラナダからアルヘシラスへの移動です。
事前にネットでRENFEのチケットを買っていました。チケットではグラナダ駅発でしたが、駅に着いたら出発ホームがアルヘシラス行きと他何本かはバスで(vi a bus)と書いてあります。なんと搭乗駅が変わってたのです。掲示板をみてみたら、グラナダ駅とどこかの駅の間の工事のため、線路が使えないから振り替え輸送を行っているのだとか。
掲示板がなかったら張り紙がスペイン語で書いてあるだけだったのでわからないところでした。幸いGoogle翻訳があったから何となくわかりましたが。
掲示板がなかったら張り紙がスペイン語で書いてあるだけだったのでわからないところでした。幸いGoogle翻訳があったから何となくわかりましたが。
下ろされたのは平原まっただ中の駅。でも最近できたのか、かなりきれいです。
7番線に到着とコンコースの掲示板には出てたのに、プラットホームの掲示板とアナウンスでは6番に、となってました。しかも掲示板にいたってはready to departureです。スペインはアメリカに比べて丁寧な印象を持っていましたが、まぁスペインですね。
RENFEの車両は九州新幹線のさくらみたいです。さくらよりは全体的に大きい紗那異空間で、オレンジ色の優しい室内灯でした。アムトラックよりぜんぜん揺れません。車窓からの景色がとてもきれいで、アグラス岬に行く途中に通ずるものがありました。
ちなみにRENFEのチケットもスマホでOKです。Coachというのが車両で、plazaというのが席。Pが通路側、Vが窓側。一応検札があります。
アルヘシラスは港街っていうかフェリー乗り場です。鉄道駅とフェリー乗り場しかないような感じ。鉄道駅からひたすらまっすぐ(文字通りではないけど)進めばフェリー乗り場に着きます。チケット売場がいくつかあるけど、どこで買ってもたぶん同じ。フェリー乗り場の建物の外にも中にもチケット売場はあります。モニタにタンジェ行きとセウタ行きそれぞれ何時にどこのフェリー会社のフェリーがあるか出ているので、それをみて自分に一番ある時間をチョイスすればOKです。会社によってはネットで買うこともできるようです。
船は結構大きいです。
12時のに乗船しましたが、出港は12時半ぐらいでした。片道30ユーロで、いろいろなブログでみているよりちょっと高かったです。会社の違いなのか、単に値上がりしているだけなのか。乗り場が実はタンジェ行きとセウタ行きに分かれてて、危うく間違えそうになりました。大して揺れず、わりとあっさりタンジェMEDに到着です。注意点としては、乗船してすぐに入国審査があるのでささっと並ぶのが吉です。例のごとく遅々として進まないので。チケットを買ったときにモロッコの入国カードを渡されます。これは乗船待ちのタイミングなどでサクサクッと書き上げてしまうのがいいと思います。しかも漏れなく。僕の場合、アルファベットのIの上下に書き足されるぐらい、細かく見られました。個人差かもしれませんが。あと、モロッコでは、入国スタンプと一緒に押される数字+アルファベットのコードが重要なようで、ホテルのチェックイン時にほぼ毎回書かされました。
上でも書いたとおり、今回タンジェMEDに着いたら、無料バスがあったけどなぜか空港に連れて行かれて全員下車。どうもまた方式が変わって、空港でとりあえず荷物検査だけはするみたいです。ザルだけど。空港で両替可能。タンジェ市街までの有料バスはあるようですが、無料バスはもうないようです。
バス乗り場まで歩くのがめんどくさかったのと、バスがいつ出るのかわかんなかったのでタクシーを利用しました。250DHで、これはオフィシャルタリフらしい。所要時間およそ40分。
タンジェ市街に到着し、ホテルにチェックインしたら翌日シェフシャウエン行きのバスのチケットを買います。僕が泊まったホテルダール・オマール・カイヤームのお兄さんが超いい人で、バスのチケットを買いたいといったら近所の旅行代理店まで連れて行ってくれて通訳してくれたり、いいチケットがなかったのでバスターミナルまでの道順を丁寧に教えてくれたり。タンジェからシェフシャウエンまでの直行便はなくて、ティトゥアン経由です。と言ってもバスを乗り換えるのではなく、ティトゥアンのバスターミナルに立ち寄るという感じです。8時タンジェ発、9時15分シェフシャウエン発。それぞれ20DHと25DH。荷物代は乗るときに売場でチェックインする際に5DH払います。
バスターミナルでみた時刻表には、今は8時と12時の1日2本しか書かれていませんでした。ティトゥアン行きはもう少し多かった(4~5本くらい?)。ひょっとしたらティトゥアンからシェフシャウエン行きはもう少し多いのかもしれません(ティトゥアンでは未確認)。
バスチケット入手の次はSIMカードです。普段は街角に個人で代理販売している人がいるらしいのですが、この日は見あたらず。Moroc TelcomとMeditelが2強で、imwiとかいうのが最近いいみたい。大手は小さな街までカバーしているけど、imwiも主要都市はカバーしているので、行き先によってチョイス。街角のインターネットカフェみたいなところでSIMは買えます。通常サイズのSIMしかなく、SIMのサイズによってはカットが必要で、僕の場合はこのカットに30DH取られました。高くないからいいけど、最初に言えよな。プランの説明は特にされませんでしたが、というか店員が英語を話せなかったので、最初から事前に調べておいて4G一択で。誰かが書いていた記事によると、3G以下もあるけど、期間制限があって今回の僕の旅にはマッチしなかったのと、多めの方が安心なので。4Gでも50DHだし。SIM入れるのになんだか苦労していたけど、今のところ大丈夫。で本体の接触部分がやられていたらやだな。
※これを書いているのは旅の途中で、バスや電車での移動を経験した後ですが、Meditelは主要都市の中では4Gを掴みますが、都市内でも場所によっては3G以下、主要都市間では3G以下もしくは圏外になります。
雑感。タンジェの街は信号機がほとんど全くなく、車は止まってくれないので左右をよく見て渡らないといけません。
街の匂いがなんとなくアジアっぽく、道路含めた街全体が汚いです。また、カフェの店内がたばこ臭いので、一昔前のドトールみたいです。
タンジェの街は、街ゆく人々はまだあまりうざくないし、店員さんも大人しいです。
モロッコと言えばミントティー。チャレンジです。すでに相当甘いです。ミントもそうだけど、他の薬草っぽい感じ。嫌いじゃない。
ここで注意。ミントティーは体を冷やす効果がかなりあるようです。知らずに飲んだら、その日の晩はあまりにも寒くて相当厳しかったです。気温自体は10度以上あるのに、体感温度は1桁ぐらい。
宿の人と話していて気づかされたこと。イスラム教徒はアラブ人だけど、アラブ人は必ずしもイスラム教徒ではありません。つまり、アラブ人はイスラム教が生まれる前から存在していて、そこにはユダヤ人もいたし、キリスト教徒もいて、アラビア語をしゃべっていました。そこにイスラム教が誕生して、どんどん広まっていったので、アラブ人≒イスラム教徒というイメージができたのです。確かにタンジェの街を歩いていると、ユダヤ教の格好をしている人もいて、そうじゃない格好の人と普通にお茶をしながらしゃべっていたのを見かけて不思議な感じがしました。彼らにとって宗教は別に対した違いではなく、あくまでも友人同士、ご近所さん同士という、そんな感じなんでしょう。
【宿泊】
Dar Omar Khayam
26, Rue Antaki, Tanger
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Dar Omar Khayam
26, Rue Antaki, Tanger
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