2015年1月4日日曜日

ベネズエラ6ー旅行記本編(エンジェルフォール後)ー

エンジェルフォールツアー後、体調が悪いままロッジに戻り、そのまま夕食を取らず(取れず)ひたすら寝ます。


翌日になると多少回復したような気がするも、やはりまだまだ快復せず。チェックアウトを済ませてぐでーっとしていると英語の話せる、たぶん看護婦経験のある人が色々教えてくれます。曰く、おそらく前々日の滝ツアーで水が体内に入ったためであろうとのこと。これで納得がいきます。恐るべし、Rio Carroの水、エンジェルフォールの水。

息も絶え絶えにプエルトオルダスへ戻り、翌日以降のプランを考えます。最初はオリノコデルタなんかいいんじゃないか、明かりがないだろうから星空が綺麗に見えそうと思っていましたが、いかんせん川の水から離れられなさそうで、またお腹を壊すことが目に見えています。となるとのんびりできるところということで、マルガリータ島かロス・ロケスがいいのではないかと。

空港の旅行会社に聞いてみたらなんかありそうな予感。
最初は希望の日程のフライトがないと言っていたのに、そのあとやりとりをしていたら急に見つかった、明日ホテルまで来るというではないですか。
あまりにもうますぎる話ですが、でも期待していたところ、よくよく話を聞いてみたらその時点でお金を払っていなかったからフライトは埋まってしまった、代わりに別の日程を用意したという、意味の無いことを言うではないですか。
もう、ほんとにあり得ないくらいのいい加減さに腹が立ち、ますますこの国から帰りたくなりました。担当者をその場で帰し、そのまま航空会社にフライト変更の電話をしたところ、変更手数料$300でOKとのこと。チケット買い直しかと思っていたので、$300で済むなら喜んで!

これでようやく自分の予定が決まったので、あとはバスのチケットを手配し、さっさとこの国から脱出する準備にかかります。

バスのチケットは当日券しか買えないということで、翌日朝早くにRodoviasというバス会社のターミナルまで行きます。6時20分に着いたのに、すでに人は20人以上います。
オンラインで予約可能にすればこういう非効率をなくせるのに、それをしない国民性にまた嫌気がさしてきます。


結局Rodoviasでは買えず、急いで道の反対側にあるターミナルへ移動、何とか買うことができました。
こんな感じのバスです(一部ですが)。


 

通称「冷凍バス」だけあって、窓の「外」が結露しています。この寒さに耐えること10時間ほど、幸いにして悪名高き検問にも合わず、何とかカラカス市内へたどり着きます。が、一体ここがどこかわからないまま降り、Rodoviasで並んでいたいときに後ろにいたおじさんの親切に乗っかって何とか空港バスが出ている駅までたどり着くことができました。
バスを降りたのはここ。


ここからPetareまでローカルバスで移動、Petareから地下鉄に乗ります。地下鉄は思っていたよりずっと乗客のマナーがよく、かなり驚きました。



そしてGato Negroという駅で降りると出口の目の前に空港行きのバスが!!



エンジェルフォールツアーに参加したNancyとJoseの二人、このおじさんの親切にグッときつつ、空港まで。ただ、まだまだ時間があったので朝ご飯を食べるために空港近くのMarriottまで。後から考えればここで頼んでシャワー使わせてもらえばよかった。驚くことに、カラカスの空港は国際線なのにAmerican Airlineのラウンジにシャワーがないという。もう終わってますね、ほんと。


そんなこんなで苦痛に満ちたベネズエラから脱出し、無事帰宅することができました。
計画をいつもほどは綿密に立てなかったということもありますが、それ以上にこの国の社会、システム、経済、国民の腐りっぷりにやられまくった旅行でした。、

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