2014年3月14日金曜日

壮行会いろいろ

だんだんと壮行会の日程が積み上がってきて、3月の平日はほぼすべて外食になりそうな勢いです。まぁ冷蔵庫をすでに譲ってしまっているあたり、自炊する気があまりないのかも知れませんが。




そんな数ある壮行会のうち、昨日はまた興味深いものでした。
ワシントンで働いていた方お二人と、ステーキを食べながら色々な話をした内容が多岐に亘り、ワシントンへの引越で留意した方がいいこと、家選びのポイント、要人が来るときのアレンジのコツなどワシントン赴任に絡んだものから、それぞれの組織で働く女性の実情、女性の働き方など、とても楽しいものでした。

家を選ぶ際に今必要としていない部屋はやはり不要であるとか、要人が来るときには配れるお土産を、しかもMade in U.S.A.を選ぶとか、行く予定のレストランのメニューチェック(日本語訳ができればベター)を始めとした入念な準備が要諦(仕事は段取りが8割)であるといった話は実体験に基づいていて非常に示唆的でした。


デザートも食べ終わった頃に盛り上がった、女性の働き方については自分の仕事上見聞きしたことに共感してもらえ、これまた示唆に富むものでした。
色々な組織で女性の採用を増やしていても、増えていく女性を受け止める制度なり土壌なりが組織や同僚にないと、その負担やしわ寄せは結局彼女たちに行ってしまいます。制度を作ったとしても、その運用について真剣に考え、何が彼女たちにベストかを考えないまま前例を踏襲したり、安易な手打ちをするつもりなら女性を採用しない方が彼女たちにとっても幸せです。
また、色々な制度を使う/使えるかは上司次第というのが大方の見方だと思いますが、実際いろんな話を聞いてみると、キーは同僚だったりします。制度を利用して職場を離れるとその負担は同じ職場で働く同僚に行きます。それを「お互い様」と受け止められるかどうか。これが1つのポイントであると常々思っています。


関連して、ワシントンでの職場はその点かなり割り切りが強く、休暇の予定を入れてしまったらよほどのことがない限り変更せず、同僚に担当してもらうようです。
これをワーク・ライフ・バランスが進んでいるとみるか、責任のなさとみるかはその人のこれまでの経験や性格に大きく依存するかと思いますが、僕個人としては非常に素晴らしいと思います。

それにはいくつか理由があって、最も大きな理由が「それが組織というもの」です。究極的にいえば、組織で仕事をする以上どんな仕事であっても誰でもできなければ組織としての連続性は保てません。中には一人で何人分でも、精緻で完璧な仕事をする人がいるかもしれませんが、組織運営を考えれば、ひょっとしたらそういう人は求められていないのかもしれません。新陳代謝をするのが組織ですし、日本の組織はローテーションを前提としているので、誰がやっても同じ結果が出るような組織運営、ノウハウというのが蓄積されていくのが理想です。そういう意味で、たとえ誰が休んでも、他の人でその人の仕事をカバーしたりバックアップしたりできるという状態にあるべきだと思うのです。


お互いの仕事をカバーし合えるということで、同じ過ちを繰り返しにくくなるのかなと思います。2013年の夏にマレーシアの企業で働いていたときに、個人プレーがあまりに強く、かつ人の入れ替わりも早いことから同じミスやトラブルが繰り返されるという場面を何度も目にしました。

日本的な島式の大きな机でお互いが何をやっているか何となくわかり、雑談も席にいながらできる状態といのはともすればオン・オフの境目がつきにくいとも言えるわけですが、かといって個々人の机がパーティションで仕切られたりしていては、情報の共有化がなされず、上で述べたような事態に陥りがちです。

こんなことを、労組の役員をやっているときに痛感したので、ワシントンでの職場がそういう状態にありそうだと聞いて非常に心強く思っています。


意識的か無意識的かはわかりませんが、シアトルでスタバが生まれ、増えたのもこういう分断を防ぐためという意見は傾聴に値します。つまり、仕事は仕事で他の人と必要以上の交わりはない個人プレーだけど、休憩中はコーヒーを飲みながらおしゃべりする中で情報交換や共有をするというカルチャーです。


ただまぁ日本人はアシスタントというか現地職員を使いこなすのが下手だとは聞いたので改善の余地はありそうです。

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