2012年4月4日水曜日

映画:スーパーチューズデー

「スーパーチューズデー」を観た。
総じて面白いか面白くないかといわれるとなかなか微妙ではあるが、興味をそそられた点はいくつかある。
 
・音(呼吸音)も含めた駆け引きの場面での心理描写
→スティーブンがマイクをどこかのキッチンで(心理的に)揺さぶっているシーン。
役者の演技力もあってのことなんだろうけど、お互いの焦りと余裕が入れ替わる様子がすごく伝わってきた。
 
・それ以外にも表現されている心象風景
→モリーが殺されて、スティーブンが車に戻ってきた時にフロントガラス越しに写ったスティーブンの表情。泣きそうでいて泣いていないギリギリの表情をしつつも、雨がフロントガラスを伝っている映像と合わさってスティーブンが泣いているかのような見せ方。
 
・セリフに出てこない、人物の感情表現
→例えばモリーが産婦人科で待っている時のいらだちと不安がない混ぜになった表現とか仕草。
スティーブンが首になったことを聞いた時のモリーの表情。涙が出てきていたけど、これはきっとスティーブンに対する同情と、自分の身に迫るかもしれない危機を察知しての動揺だろう。

あと、一番印象強く残ったのは、ここまで全力を注ぎこむようなことをしたい、仕事をしたいということ。
今の仕事は正直ぬるい。そういう状態に甘んじている自分もぬるい。
もっと追い詰めて、脳に負荷をかけてアウトプットを出して、取り組まないと。
今の仕事ではそこまでの負荷をかける対象がないと思ってしまうけど、実際にはもっとできることがあるのにそれを見つけていないのか、考えようとしていないのかはわからないけど、今の状態ではダメだということはよくわかる。

仕事は与えられるものではなく自ら作るもの。
 
ちょっと前のエントリで、モチベーションは何だろう?という内容で書いたけど、答えや理由が見えた気がする。

0 件のコメント: