2014年2月15日土曜日

東京の雪

先週末に引き続き、今週末(金曜日)も雪で、さらに先週よりもヘビーに降ったようです。
漏れ聞こえてくるところでは、公共交通機関が軒並み麻痺し、除雪その他でダイヤ乱れ、さらには列車の中に閉じ込められる人多数の模様です。




アメリカにかぶれてるわけでは全くないのですが、ワシントンでは通勤・通学を無理しないという点。ローカルニュース(TV・ネット)ではその日の学校の休校状況が頻度高い更新でリリースされます。学校によっては早々に休校になります。

通勤についても、行政レベルで家から出るなと言うことが繰り返されています。

今日的な天気予報の精度では、どこにいつぐらいから雪が降ってどれぐらい積もるかはかなり制度高く予想できるでしょうから、家で待機することで無用な「犠牲者」を増やさない手立てを取ることはかなり合理的です。


特に今回の東京のように、雪による交通機関の麻痺、雪に対する脆さは特筆してもよいぐらいです。こんな大雪、年にあるかないかレベルなのでそれに対してインフラ含めた整備を行うのは賢明ではありません。
ならば既存のインフラのまま、被害・影響を最小限にとどめる手立てをするほうが賢い。それはたぶんわかっているんだと思うんですが、それを実行に移させない何かがあるように思います。

企業が具体的にどのような手立てを取るべきかと言えば、積雪予想の程度と従業員の住んでいる場所との距離等を考慮し、自宅待機を命ずるべきですね。
行くことそれ自体が目的で、困難を乗り越えてでも通勤する俺カッケーというメンタリティが自分も含めて内在しているのではないかと思うので、強制力を持たせないと意味がないと思っています。企業の側でそういう工夫をすると共に、意味もなく出勤してくる従業員を思いとどまらせる必要があると言えます。


仕事休んだら影響出る!という気持ちもよくわかりますが、あなた一人が休んでも大して影響ないし、それが積み上がって経済が一時的に止まったとしても、東京での大雪がそう何日も続くわけがないので極めて限定的です。限られた範囲での車が動いていれば物流だって完全に死ぬわけではないですし、仮に何かあってもその影響は限定的なはず。


言っていることは結果論だと言うことは重々承知の上ですが、比較考量をして実行に移す必要があると痛切に感じた金曜日でした。

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