2016年10月20日木曜日

タンザニア旅4~ンゴロンゴロクレーター~

この日はンゴロンゴロ。正確にはンゴロンゴロ保護区(NgoroNgoro Conservation Area)らしいです。


セレンゲティとンゴロンゴロは別の名前が付いていますが、地区としては隣り合っていて、アルーシャから車で来ると、だだっ広い平原を通っている道に門?みたいなのがあるだけです。




さらに言えば、ンゴロンゴロといえばクレーターが有名ですが、ここはンゴロンゴロ保護区の一部で、公園エリア自体はもっと広いです。



クレーターのそこへ向かって、ゆっくり悪路を降りておきます。上からでもそこは見えますが、だんだんと近づいてくるのをみるとわくわく感が高まります。エッジの上ではかなり曇っていたのですが、そこへ降りていくに従って雲がエッジに向かって上っていき、そこにたどり着く頃には晴れています。聞いたところでは、エッジの上では年中曇っていて、晴れることはほとんどなく、あっても年に1回か2回ぐらいだそう。後でも書きますが、今回泊まったホテルから天の川を狙っていたのですが、そもそも無理だったようです。

クレーターの底はセレンゲティに比べればだいぶ狭いですが、その分動物が密集しているのかも、なんてことを考えていましたが、面積が狭くても動物がそれに見合った数であれば遭遇率は同じですね。


クレーターの底の中心に大きな湖があり、外から何本かの川が流れ込んでいるようです。底の大部分は草原ですが、こうした川の周りには緑の草が生い茂り、場所によっては森のようになっています。ゾウは見られませんでしたが、このような森にいるようです。

結局ここではそんなにたくさんは見ることができませんでした。狩りモードに入ろうとしているライオンはなかなかよかったです。あと、カバが密集している池があり、あまり活動は高まっていませんでしたが、いいチャンスがありそうです。クレーターの底にはサイがいて、早朝にはクレーターの底の道路近くにくることもあるそうです。それ以外は道路から遠いところにいるか、草むらにしゃがんでいてなかなか見ることはできないのだとか。僕は見られませんでした。そもそもの個体数がタンザニアはかなり少ないらしいです。




印象的だったのは、クレーターの底での滞在が終わりに近づき、帰り道に差し掛かっていたぐらいに、ジャッカルがものすごい勢いで走っているのを見つけました。普段動物がこんなに一生懸命は知っているのは見たことがなく、ふつうじゃない感じがしました。よく見ると先頭を走っているジャッカルが何か加えており、追いかけている2頭と奪い合い始めました。獲物であるガゼルの子どもでしょうか、1頭のゴールデンジャッカルと2頭のシルバージャッカルが奪い合っていたのです。最後はゴールデンが独り占めし、そばでシルバーが様子をうかがっているという結末でしたが、こうした戦い?と獲物を食べている様子はこれまで見たことがなかったのでとても印象的でした。弱肉強食というとあまりにも月並みですけど。



ホテルはWildlife Lodge。立地だけで選びました。まさにクレーターのエッジに建っていて、テラスからの眺めは最高です。夕方に着きましたが、そこまで曇ってはおらず、埃で霞んでいるくらいだったので、クレーターの底まで一望できます。ンゴロンゴロの素晴らしさって、動物に会えることよりも、クレーターの眺めだと思います。何でこんなにぐっと来るのか、自分でもよくわかりませんが、不思議とこの眺めは好きです。


今回の旅の目的の1つはこのエッジからンゴロンゴロの空にかかる天の川を撮ることだったのですが、上でも書いたとおりエッジの上ではほとんど雲が出ており、夜にはすっかり雲で覆われてしまって星が1つも見えませんでした。残念。

クレーターに降りるのは別途費用がかかるので、基本的にクレーターに降りるのは1回だけだと思います。僕のツアーでは、セレンゲティからの移動の日はクレーターには降りず、翌日降りました。4時間ぐらいのドライブの後、クレーターを上がってアルーシャの街へ移動してサファリはおしまいです。

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