2015年1月11日日曜日

フランスの事件とそれに対する反応で思ったこと

先のフランスでのテロに関して、亡くなった方のご冥福をお祈りします。




報道を見聞きしていてどうにも腑に落ちない、というか疑問に思うことは、他人の信仰に対する差別に対しては不問なのかということ。
報道を見る限り、風刺画はフランスの伝統と書かれていますが、伝統だからなんでも許されるのでしょうか?そこになんら矛盾は感じませんか?それを主張する人は日本の捕鯨やイルカ猟に対しても理解を示しますか?
暴力によって他人を傷つけることは決して許されるべきではありません。実行犯の肩を持つ気は毛頭ありません。でも報道をみていると、あまりにも一方的じゃないかと思えます。
表現の自由は保証されてるかもしれませんが、それは必ずしも無制限ではないはず。それは差別や偏見から独立していて始めて認められるものではないかと思うのです。他人の信仰に対しては敬意を伴うべきだと思うのです。この風刺が今回の一連の痛ましい事件の引き金になったにも関わらず、それに対しての言及がないこと、あったとしてもほとんどないことに非常に大きな違和感を持つと同時に、言及させないものすごい圧力にも一種の気持ち悪さを感じます。

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